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RICE処置

 

スポーツ中にケガをした際の応急処置として、RICE処置というものがあります。

 

 

Rest:安静
Ice:冷却
Compression:圧迫
Elevation:挙上

 

以上の4つの頭文字を取ってRICE処置と呼ばれています。

 

Rest:安静

運動を中止することで、全身の血液循環を抑えて患部への血流量を減らすとともに、患部の固定により、損傷部位の動揺を防ぎ、局所的な安静を図ります。

 

 

Ice:冷却

患部を冷却することにより、炎症による局所の熱感を下げます。冷却することにより血液量を減らすとともに、低音にすることで細胞の活動が緩やかになるので、酸素、栄養素の必要量が少なくなります。

 

 

Compression:圧迫

損傷した細胞や毛細血管から細胞液や血液が漏出する(内出血)を抑えます。さらに、損傷部位に大量に血液が流れ込むのを抑制します。

 

 

Elevation:挙上

患部を心臓より高く挙げることで、心臓から患部への血流量を緩やかにして、患部から心臓への血流量を増加させることにより、患部の内出血を抑えることができます。

 

 

RICE処置後の日常生活でも、腫れを増加させないために、血行を促進するような運動、活動は控えること、入浴はシャワーのみにすること、移動時に負担がかからないようにするなど、注意が必要です。

 

可能な限り早く、病院や接骨院での治療を開始することが望ましいです。

 

 

RICE処置は、早期に競技復帰するための処置として有効な手段です。