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2022年06月05日

SLAP損傷とは?/武庫之荘・整骨院

NEWS ケガ・治療

SLAP損傷とは?

上方肩関節唇が損傷してしまう原因・メカニズム

 

肩の怪我にはたくさんの種類がありますが、中でも「SLAP損傷」は、早期発見して、早期対処を行わないと、手術が必要になってしまいます。

スポーツを楽しむ方やアスリートは、できれば手術はしたくないですよね?

 

本記事では、SLAP損傷とはどういうものなのか?

また、SLAP損傷が起こってしまう原因・メカニズムを解説していきます。

 

 

SLAP損傷に限らずですが、怪我を予防するためには、その怪我になってしまう原因を知り、その原因が起きないようにすることです。

SLAP損傷について知ることで、肩の痛み・怪我を予防し、100%のパフォーマンスでスポーツができるようにしましょう。

 

SLAPとは「Superior Labral Anterior Posterior」の頭文字をとったものです。

さらに具体的に説明すると「Superior=上方」「Labral=関節唇(かんせつしん)」「Anterior=前方」「Posterior=後方」となります。

まとめると、「関節唇の上の方が、前方から後方にかけて損傷している」という怪我になります。

 



そして、画像を見ると分かる通り、関節唇の上方には「上腕二頭筋腱(Biceps tendon)」が付着しており、そこが「SLAP lesion(SLAP損傷)」となっていますね?

 

つまりSLAP損傷とは「上腕二頭筋腱が付着している関節唇上方の損傷」となります。

 

SLAP損傷が起こる原因・メカニズム
1.オーバーヘッドスポーツの選手

いわゆる「オーバーヘッドスポーツ」と呼ばれる、腕を肩よりも高く上げる動作を多く行うスポーツ(野球・バレーボール・アメフト・バスケ・テニス・ハンドボール・水泳など)を行っている選手は、SLAP損傷になってしまう可能性が高くなります。

ボールを投げる動作のときに、関節唇に付着している上腕二頭筋の活動はとても大きくなります。

投球動作を何回も何回もし続けることで、この上腕二頭筋の「引っ張る力(=伸張・牽引の力)」が関節唇にかかり続け、関節唇が徐々に徐々に損傷していってしまうことがあります。

 

 

2.肩関節後部の硬さ

肩関節の可動域低下は、SLAP損傷のリスクを高めます。

特に注目したい肩関節の動きは以下の2つです。

・投球動作をしない側の肩関節と比べて、水平内転の動きが15度以上少ない
・投球動作をしない側の肩関節と比べて、内旋の動きが13度以上少ない

肩関節の内旋制限は、もしその分外旋の可動域が、逆側の肩関節よりも15度以上増えていた場合は、SLAP損傷のリスクは下がります。

肩関節の内旋制限があるにも関わらず、外旋動作は左右どちらも同じくらいの可動域、というのが、SLAP損傷のリスクファクターの1つです。

 

 

まとめ

SLAP損傷についてまとめました。

肩関節は可動域が大きい分、ケガもしやすくケガの種類が多いのでケアがとても大切になります。

迅速な対処やケアは怪我を最小限に抑えることに繋がります。

スポーツ障害につきましてはお気軽に当院にご相談ください。

 

 

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