2023年04月20日
高地トレーニング/武庫之荘・整骨院
NEWS ケガ・治療 トレーニング
高地トレーニングとは、その名の通り、標高の高い場所やその環境を再現した空間でのトレーニングのことを指します。
では、普通のトレーニングと何が違うのでしょうか。
そもそも高地とは、一般に、山のような比較的標高が高い場所のことです。
高地では、低圧、低酸素、低温の環境となっており、トレーニングに効果的な標高は1500~3000mとされています。
気圧が低いことにより、酸素濃度が低くなるため、人間の身体は酸素を取り込みにくくなり、血液中の酸素濃度も低くなります。
この時、身体は環境に適応した酸素濃度を確保するために、体内で赤血球数やヘモグロビン濃度を増加させます。
高地トレーニングでは、この体の適応能力を活かして結果につなげることを目的としています。
具体的なメリットは、血液の酸素運搬・消費力のアップ、持久力の向上が挙げられます。
血液の酸素運搬・消費力のアップ
低酸素の環境は、人間の酸素運搬機能に影響を与えます。酸素を十分に行き渡らせるため、血液中で酸素を運ぶヘモグロビンと、筋肉中に酸素を運ぶミオグロビンが増加します。高地に比べ十分な酸素のある平地に戻ると、以前よりも酸素の運搬能力や筋肉での酸素消費能力がアップしているので、パフォーマンスの向上がみられます。
持久力の向上
高地トレーニングを行うことで、酸素の運搬能力・筋肉での酸素消費能力が高まり、最大酸素摂取量が向上します。 また筋肉への酸素供給が十分に行われるため、全身持久力と共に筋持久力も向上する効果が期待できます。
しかし、以上のようなメリットとは反対に、高地環境では、平地以上に疲労回復に時間がかかったり、体調の変化が著しく、睡眠にも影響を及ぼすことがデメリットとして挙げられます。
通常より多めに睡眠を取り(8時間以上が望ましい)、コンディションを整えてトレーニングすることをおすすめします。
また、高地に順応しきれていない期間は、平地でこなせていたメニューがこなせなくなるなど、酸素の薄さに影響される部分が多数出てきます。
筋肉への血流が十分ではないために引き起こされる影響も多数ありますので、トレーニング強度には十分注意しましょう。
武庫之荘駅から徒歩3分
くわえ鍼灸整骨院
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