ファベラ(fabella)は腓腹筋外側頭に存在する種子骨で、 10 ~ 30%程度の割合で存在する。
大腿骨外側顆の関節面の後部に関節を持ち、腓腹筋の筋繊維に埋め込まれています。
またファベラ付近には靭帯が付着し、ファベラ腓骨靱帯とゆわれるものが膝の後外側に存在し、
これは膝の過伸展を制御する働きを持っています。
膝の過伸展に対する抵抗力では、前十字靭帯(ACL)後十字靭帯(PCL)単体の抵抗力よりも
高い事が分かっております。
最近の解剖学的研究では、アジア人にファベラの存在が多いと分かっており、肥満型の体型の方の方が神経障害を呈しやすい事が分かっています。
ファベラ症候群は
1間欠的な膝窩外側部痛
2膝関節完全伸展で増悪する疼痛
3ファベラに限局した圧痛
4 膝の屈曲時の引っかかり感
またファベラの存在は膝のOAとの発生率に関係があると報告もされています。
是非、ご参考にしてください。
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くわえ鍼灸整骨院