2023年03月25日
胸郭出口症候群/武庫之荘・整骨院
NEWS ケガ・治療 鍼灸
胸郭出口症候群は思春期以降の痩せ型でなで肩の女性に多いとされる障害で、肩こりや上肢への放散痛などの神経症状や、上肢に疼痛や痺れ感などの結構障害による症状が現れます。
胸郭出口症候群は鎖骨下動脈や腕神経叢が胸郭上口部,すなわち前斜角筋、中斜角筋、第1肋骨で形成される三角間隙、第1肋骨-鎖骨間間際、小胸筋一助骨間間隙の三つの狭い間隙を、腕神経叢と鎖骨下動・静脈が通過部で圧迫刺激を受けて、神経症状や血行障害による症状をもたらします。
原因によって神経性、動脈性、静脈性の3型に分類され、また、圧迫部位によって以下のように分類されます。
1.斜角筋症候群
前・中斜角筋および第1肋骨間で軟部組織の異常(前斜角筋付着異常、斜角筋肥大など)などにより圧迫されるものといわれている。頭部捻挫(むちうち損傷)などの外傷も誘因となって発症。また,三角間隙間に先天性異常(頸肋、第1肋骨異常など)を認めるものもあり(頸肋症候群)鑑別が必要。
2.肋鎖症候群
第1肋骨-鎖骨間間隙に,後天性骨・軟部組織異常(第1肋骨骨折、斜角筋外傷など)によって圧迫され症状が出現するもの。なで肩を改善する日的で僧帽筋などの筋力増強が有効とされる。
小胸筋-肋骨間間隙で圧迫され症状が出現する、とくに猫背にみられる菱形筋より小胸筋の筋力が強い姿勢で起こる肩甲骨の過外転が原因とされており、菱形筋の筋力増強と小胸筋のストレッチが有効。
つり革につかまる時や、物干しの時のように腕を挙げる動作で上肢の痺れや肩や腕、肩甲骨周囲の痛みが生じます。
また、前腕尺側と手の小指側に沿ってうずくような、ときには刺すような痛みと、しびれ感、ビリビリ感などの感覚障害に加え、手の握力低下と細かい動作がしにくいなどのお悩みがある方は是非一度当院にご相談ください。
武庫之荘駅から徒歩3分
くわえ鍼灸整骨院
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