2023年03月15日
時間栄養/武庫之荘・整骨院
NEWS 栄養
時間栄養学とは
時間栄養学とは「体内時計を考慮に入れた栄養学」のこと。
具体例を挙げると「同じものを食べて同じ栄養素を摂取しても、時間によってその栄養効果は変化する」だったり、「食べるものによって体内時計が進んだり、止まったり、リセットされたりする」といった内容を研究する学問です。
「人間の体には『時計遺伝子』というものがあり、この遺伝子が体の反応や作用など色々なものを決めているのではないか、という考えに基づいて生まれた学問」と言われています。
時間栄養学によると「病気になりやすい時間、症状が起こりやすい時間」が決まっているため、それに基づいて時間に合わせて薬を飲む量を調整する(ある時間では増やして、ある時間では減らす)ことで、体に優しい効率的な治療ができる、と考えられているようです。
それでは、時間栄養学をベースに考えた時の、1日高いパフォーマンスを発揮して活動でき、しかも太りにくい1日の理想の食事パターンをお伝えします。
1.朝食は抜かない
時間栄養学で最も大切だと言われているのが「朝食」です。朝起きたらカーテンを開け(もしくは外に出て)、太陽の光を浴びてメインの体内時計をリセットしたら、2時間以内に朝食を食べて体内時計もリセットしましょう。
2.朝食では「炭水化物」と「たんぱく質」を食べる
先程、朝食を食べることでリセットすることができると言いましたが、食べれば何でも良いというわけではありません。しっかり体内時計を正常に戻すには、朝「炭水化物」と「たんぱく質」を摂取することが大切です。
3.たんぱく質はすべての食事で「均等に」摂取する
糖質制限/糖質カットの食事スタイルが流行し、肉(たんぱく質)ならいくら食べてもいい!と言ってバクバクと肉ばかり食べている方がいますが、炭水化物だろうがたんぱく質だろうが「1g=4kcal」のため、摂取カロリーが増えれば体重は増えます。しかも「炭水化物はほとんど摂らずにたんぱく質を大量に摂る」というようなことによって栄養素のバランスが偏ると、足りない分は身体に蓄えようとするため、代謝は悪くなって、太りやすい体になってしまいます。
3.夜ご飯は食べすぎない
時間栄養学では、夜は体内時計の働きによって「体脂肪がエネルギーになる」時間と考えられています。つまり、夜ご飯でエネルギーを日中ほど多く摂取しなくても、自分の体に蓄えている脂肪を使って活動ができるということ。逆に考えると、夜ご飯を食べすぎると、蓄えている体脂肪はエネルギーとして使われず、消費できなかったエネルギーは脂肪として蓄えられます。
4.夕食は「朝食から12時間後」までに食べる
時間栄養学では「1日の最初に食べるご飯から1日の最後に食べるご飯までの時間が長すぎると体内時計が乱れる」と考えられています。また、過食になりやすいといも言われているようです。
理想は「10時間以内」のようですが、「12時間以内」を心掛けると、脂肪を蓄えづらくなったり、体調が上向きになる可能性があります。
「体内時計に合わせて、食べるべき時間に、食べるべきモノを食べる」ことで、スムーズに栄養を吸収して消化してくれる。
あくまでも考え方の1つではありますが、知っておいても良いのではないかなと思います。
何か1つでも、みなさんの参考になれば幸いです。
阪急武庫之荘駅から徒歩3分
くわえ鍼灸整骨院
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