落雷
日常生活、屋外スポーツで気をつけなければならないことの一つに落雷があります。
スポーツ中の落雷では熱傷を引き起こし、体内を通電する電撃症など、さまざまな症状を生じます。
落雷は主に5月から9月の山中、高い木の下、広い平坦地などで受傷します。
スポーツ別では、ゴルフ、野球、サッカー、サーフィンなどに多く発生します。
雷は高圧電流が瞬時に身体の表面を流れるため、以下の症状が見られます。
・頭部への通電がみられ、一過性の意識障害を生じ、意識混濁や興奮状態になることがある。
・皮膚表面に樹枝状の発赤(電紋)が見られる。
・鼓膜に電流が流れる、爆風、大音量などによる、鼓膜穿孔が起こる。
予防するには…
・雷雨の予報が出ているときには外でのスポーツ等は中止する。
・金属製品は自分の身から離しておく、金属製のはしごや鎖から離れる。大きな木の下なら安全ということはない。
・雷の音を聞いたり、パチパチやブーンという音が聞こえたり、頭髪と体毛が逆立ったりするなら、出来るだけ低いところに移動する。
・地面に直接座るよりも、ビニールなどの上に座ると、地電流による被害を減らす可能性が低くなる。
などがあります。
公園で遊んだり、屋外でスポーツする際にはその場の怪我だけでなく、落雷や降雨など、気象にも注意が必要です。