水泳は、相手とぶつかったり、ボールなどの道具を使用しないため、突発的な外力によって起こるケガは比較的少ないスポーツといえます。
しかし、水中では地上よりも抵抗があるため、泳ぐ際に、肩関節・股関節・胸郭・膝関節などの関節に繰り返しの負荷が働き、関節内や、その関節の動作に関わる筋肉に損傷が起こることが多いです。
水泳に多い代表的なケガには以下のようなものがあります。
・平泳ぎ膝
→平泳ぎ特有のキック動作では膝関節が屈曲、伸展を繰り返し、その際に膝関節に捻れが生まれて膝関節の内側の靭帯などの軟部組織に負荷がかかり、炎症が引き起こされます。競技中はもちろん、立ち上がる時や、階段の上り下りなどの日常生活で膝の内側の痛みが発生する場合もあります。
・腰痛
→身体をしならせるドルフィンキックや、身体を捻るクロール・背泳ぎなどの泳法により、背中の筋肉や腰椎に繰り返し負荷がかかり、痛みとなって現れます。
・水泳肩
→ 水中で水をかく動作が進むにつれ肩は内側へ、脚の方へ強い力で引かれ、こすれあう腱への血液循環が悪くなります。 血行が悪い環境で、さらに泳ぎ続けると、疲労が蓄積され、柔軟性が低下します。また、水をかく動作では、肩の関節の隙間が狭くなり衝突するインピンジメントが生じて痛みが出る場合もあります。
以上3つの水中での動作中のケガ以外にも、プールサイドでの転倒や、ターンの際の手首・指の負傷、飛び込みの際の肉離れ等のケガが発生する場合もありますので、十分に気をつけておきましょう。
お身体のお悩みをお持ちの方、スポーツ等でケガをしてしまった方は是非一度、当院にご相談ください。
武庫之荘駅から徒歩3分
くわえ鍼灸整骨院