慢性的に疼痛を発生している方は、筋肉や靭帯といった軟部組織の問題よりも脳内でのエラーが起こる事が判明しています。
複合性局所疼痛症候群(CRPS)は難治性疼痛として知られており、特に、運動恐怖は複合性局所疼痛症候群の予後に関与すると報告されています。
痛みは「組織の実質的あるいは潜在的な障害に伴う、あるいは、そのような障害を表す言葉で表現される不快な感覚あるいは情動体験」と定義されており、組織の損傷に伴って起こる事が多いです。
痛みを体験した場合に恐怖心なく対処する事によって慢性化は起きませんが、恐怖情動が過度に出現し、過剰な回避行動(例:動かさなくなるなど)をとると身体障害が生じて痛みが慢性化するといった悪循環が生じます。
痛みに対する回避行動は傷が治ってからも痛みを長引かせる要因になるとされています。
大事になってくるのは過剰な回避行動の修正を行い、段階的な運動を行う事で、この恐怖症による問題は改善されると言われています。
受傷後、急性期に活発的な運動を行うのではなく、その時の状態に合わせた運動、治療が重要になります。
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くわえ鍼灸整骨院