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肩峰下インピンジメント症候群/武庫之荘・整骨院

肩峰下インピンジメント症候群とは、腕を挙げる動作の際に肩峰(肩甲骨の一部)と上腕骨頭の間で、腱板や滑液包などの軟部組織が挟み込まれて炎症を起こす状態を指します。

 

野球・テニス・バレーボールなど、オーバーヘッド動作(腕を頭上に挙げるスポーツ)で頻発し、特に肩の回旋筋群(棘上筋・棘下筋)にストレスが集中します。

 

 

病態のメカニズム

肩は広い可動域を持つ反面、安定性に欠ける関節です。
通常は「腱板筋群(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)」が上腕骨頭を関節窩中央に安定させ、スムーズな挙上を可能にします。
しかし、以下のような要因でバランスが崩れると、挟み込みが発生します。

・棘上筋腱の炎症や肥厚
・肩峰形状(カーブが強いタイプ)による機械的圧迫
・肩甲骨の動きの制限(特に上方回旋・後傾の不足)
・上腕骨頭の上方偏位(過剰な三角筋使用や腱板機能低下)

結果として、肩峰下滑液包に炎症が起き、挙上時痛・夜間痛・可動域制限が出現します。

主な症状
・腕をに挙げるときの痛み
・肩前面や外側の鈍痛
・夜間痛・就寝時の寝返り痛

スポーツ復帰までのプロセス
肩峰下インピンジメント症候群は、段階的に炎症コントロール → 機能回復 → パフォーマンス再獲得の順で進めることが重要です。

再発を防ぐポイント
・肩甲骨の安定性(特に下方回旋優位にならないように)
・胸椎の伸展・回旋の確保
・コア・股関節の連動性向上(上肢への負担軽減)
・インナーマッスルの定期的再教育

 

肩峰下インピンジメント症候群は、「痛み=肩だけの問題」ではなく、全身の連動不良の結果として起きるケースが多い障害です。
早期の疼痛コントロールと、肩甲骨・体幹・股関節を含めた機能改善を並行することで、再発を防ぎながら安全に競技復帰できます。

 

武庫之荘駅から徒歩3分

くわえ鍼灸整骨院

 

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