成長期の野球少年に多く見られる「野球肘」は、
特に骨や軟骨が成長段階にある小・中学生は、
野球肘は大きく以下の3つの病態に分けられます。
1. 内側型:内側上顆障害
投球時の「腕を振る」動作では、肘の内側に強い牽引力(
少年期はまだ骨が柔らかく、特に「成長軟骨(骨端線)」
症状としては、投球時の肘の内側の痛み、押すと痛い(圧痛)、
2. 外側型:離断性骨軟骨炎(OCD)
肘を伸ばした際に、外側の肘関節に圧縮力がかかり、
この病態は進行性であり、
症状は、肘の外側の痛みや腫れ、可動域の制限、
3. 後方型:肘頭疲労骨折・後方インピンジメント
投球のフォロースルー時(投げ終わり)
このような状態は「後方インピンジメント」と呼ばれます。
症状としては、肘を伸ばしきると痛い、肘後方の圧痛、
・発症の背景と予防のポイント
野球肘の発症は、小学4年生〜中学2年生ごろに多く見られます。
•投球数が多い
•投球フォームが未熟
•肩・肘・股関節などの柔軟性不足や筋力のアンバランス
•登板間隔が短く、連投が多い
•ポジション(特に投手・捕手)の偏り
予防のためには、以下のポイントが重要です。
•投球制限(例:1日70球、週350球以下)を守る
•毎回のウォーミングアップとクールダウンを徹底する
•関節や体幹の柔軟性・可動性を維持するトレーニングを継続する
•定期的なメディカルチェックを受ける(
・まとめ
少年期の野球肘は、
しかし、早期に気づき、適切な対応をすることで、
「肘が痛い」「最近投げにくい」と感じたら、決して我慢せず、
当院では、治療だけでなく、予防、
武庫之荘駅から徒歩3分
くわえ鍼灸整骨院