肩関節脱臼とは、肩甲骨と上腕骨からなる関節が脱臼してしまうことを指します。
主にスポーツや、転倒などで肩関節を強打した際に起こることが多く、比較的頻度は高く、全身の関節の中では最も発生頻度が高くなっています。
では、なぜ肩関節で脱臼することが多いのでしょうか?
1つ目の理由として、肩甲骨の関節窩と呼ばれる、骨頭がはまり込むくぼみが浅くなっていることが挙げられます。
全身の関節の中で最も広範囲の動きを必要としているために、上記のような構造になっているとされています。
そのため、可動性が高く、安定性が低くなり脱臼しやすくなっています。
2つ目の理由は、1つ目の理由と繋がりますが、関節の安定性を筋肉や靭帯、関節包といった軟部組織に依存していることです。
筋肉や靭帯などの軟部組織は、骨や軟骨に比べて損傷しやすくなっているため、軟部組織では関節に対する力に耐えきれず、脱臼してしまう可能性が高くなります。
脱臼してしまうと、当然痛みはあります。
また上腕骨が一定のポジションで固定されてしまう、弾発性固定と呼ばれる症状が現れます。
脱臼してしまった場合には、元の関節の位置に整復し、その他の組織の損傷を検査していく必要があります。
肩関節脱臼では、固定期間の不足や軟部組織の損傷により、反復性脱臼に移行する可能性が高くなります。
そのため、慎重な経過観察、リハビリが必要になってきます。
当院では、治療はもちろん、リハビリやトレーニング、日々のケアを通じて、治療から予防までをサポートさせていただいております。
お身体にお悩み、不調をお持ちの方は是非一度当院にご相談ください。
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くわえ鍼灸整骨院