姿勢と呼吸機能
骨盤の傾斜角と脊柱のアライメントは、胸郭の可動性、つまり呼吸機能に影響を及ぼします。
加齢に伴って背中が丸まったり、若くても、猫背になっていたりと、姿勢が悪い方がしばしば見受けられます。
姿勢が悪くなると、腰痛や歩行能力の低下だけでなく、胸郭の可動性が低下します。
胸郭の可動性が低下すると、肋骨の可動性も低下します。
肋骨と肋骨の間には肋間筋と呼ばれる呼吸を司る筋肉があり、その筋肉がうまく働かなくなります。
また、背中が丸まってしまっていると、横隔膜がうまく収縮できず、肺が広がるスペースを確保することができなくなってしまいます。
結果的に、呼吸がうまくできず、浅くなります。
それだけではなく、脊柱のアライメントと骨盤の傾斜は密接な関係にあり、骨盤が後傾していることで、その代償として胸椎が後方へ変位し、上記のような姿勢になります。
呼吸が浅くなると、
・少しの運動で息が切れる
・疲れやすくなる
・代謝が悪くなる
などの悪影響が出てきます。
みなさん、姿勢に注意して生活するようにしましょう。
当院では、姿勢の矯正治療も行っております。身体の痛みだけでなく、姿勢についても気になる点があれば、お気軽にお声掛けください。
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くわえ鍼灸整骨院