有痛性外脛骨とは足の舟状骨の内側に存在する過剰骨が疼痛の原因となる疾患のことです。
有痛性外脛骨はスポーツの盛んな10~15歳の思春期の女性に多く80~90%は両側にある足部の障害です。
ですが、成人になって疼痛が発症することも少なくありません。
急激な運動負荷や外傷をきっかけとし、後脛骨筋腱による外脛骨部への牽引力が加わると痛みが発生します。
ときに明らかな誘因がなく痛みが生じることもあり、外反扁平足を合併することが多く見られます。
足部内側に骨性隆起を認め、局所に圧痛がありますが、発赤や腫脹などの炎症症状はあまりみられません。
レントゲン像にて足の舟状骨の変形(分裂や肥大)を認めます。
症状を繰り返すものでも15~17歳の骨成長が停止する頃には自然治癒することが多いので、基本的には保存療法を行います。
適切な保存療法を行っても一向に症状の改善がない例や、何度も再発を繰り返し、日常生活やスポーツ活動に支障を来すような場合を手術適応となることもあります。
改善方法としては、足趾の機能を取り戻して、地面をまっすぐ蹴り出せるようになると、過剰な衝撃などによる後脛骨筋腱の疲労や、付着部である舟状骨への負担が減っていきます。
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くわえ鍼灸整骨院