ハムストリングの肉離れが起こる原因
肉離れとは、急激に筋肉が収縮した結果、筋膜や筋繊維の一部が損傷することを言います。
基本的に、 体のどこの筋肉でも肉離れは起こる可能性がありますが、特にスポーツをしている中で起こることが多いのが、ハムストリングの肉離れです。
ハムストリングに限らず、筋肉の肉離れが起きるメカニズムは「筋肉に力が入った状態で、素早くストレッチされたとき」です。
ハムストリングという筋肉は、「股関節を伸ばす(=脚を後ろ側へ引く動き)」と「膝を曲げる」動きをする筋肉です。
それとは逆に「股関節を曲げる」と「膝を伸ばす」動きをすることで、ハムストリングはストレッチされます。
つまり、ハムストリングの肉離れの原因として一番起こりやすいメカニズムは、「速い動きの中で、股関節が曲がり、膝は伸びた状態になったとき」と言えます。
具体的に、どんなときにハムストリングの肉離れが起きやすい動きをしているかというと、例えば下記のようなときです。
・ジャンプする瞬間
・ジャンプから着地する瞬間
・ダッシュをしている時の、前足を地面につけた瞬間
・突然のダッシュ・ダッシュからの突然のストップ
・走り幅跳び・走り高跳びなどの踏切の瞬間
・ボールを蹴るときの、軸足を着地した瞬間
共通点は、速い動きをしているときに「自分の身体よりも前側で足をついた時」です。
まとめ
ハムストリングの肉離れになってしまうと、平均で8〜25日間はチーム練習からは離れることになるという統計があります。
さらに、一番覚えておきたいことは、ハムストリングの肉離れになった人の約3分の1は、スポーツに復帰してから約2週間で再び肉離れをしてしまう(=再受傷の)可能性がすごく高いということ。
つまり、ハムストリングの肉離れをしてしまったら、まずはすぐに応急処置をすること。
そして、しっかりとしたケアとリハビリを行わないと、また同じケガを繰り返してしまうことになります。
お気軽にご相談くださいね。
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くわえ鍼灸整骨院